日本人の貧弱な体格とたんぱく質摂取量の相関

Posted by fukutyonzoku on 03.2013 スポーツ 0 comments 0 trackback
日本人の体格・体力の貧弱さは遺伝的なもので仕方ないと諦めている空気が日本にはある。もちろん、そのことは全面的には否定しがたいが、私はむしろ食文化によるところが大きいように思う。精製して大事な栄養素を削り取ってしまう白米を必要以上に有り難がる文化(農水省の陰謀?)と、特に成長期における乳製品を含めたタンパク質の摂取不足が最大の原因ではないかと疑っている。

体格差に比例している肉や乳製品消費量

日本人の牛肉の一人当たり消費量は韓国人より何割か少なく、アルゼンチンの5分の1、ブラジル、米国、豪州などの3分の1以下(15㌻)、牛乳乳製品に至っては欧米の半分以下、スウェーデン人に比べれば5分の1以下である(49㌻)。
http://jaja.cside.ne.jp/kenkyukai/deta/130515.pdf

牛乳乳製品の一人当たり消費量は、欧州の中でも北欧が多く、スペインなどのラテン系は比較的少ない。体格差も比例しているように感じる。
また、韓国人は同じ東洋系でもフィジカルが強いと言われることが多い。その原因は徴兵制やキムチなどの辛い食事、あるいはメンタリティーにあると思っている人が多いかもしれないが、肉の消費量が日本人より多いという事実は見落とされがちだ。

なぜか白飯ばかり食べさせる甲子園常連校

甲子園常連の名門高校野球部でさえ、身体づくりとして未だに部員に1日6合の白米を食べるという「練習」が受け継がれているそうだ。白米にもタンパク質が多少は含まれているが、殆どは糖質。それでも練習量が多いので、太ることはないにしても、身体を強大にすることが目的なら、肉や魚、乳製品、大豆製品等のタンパク質を多く含む食事を主体にすることが間違いなく科学的なのに、なぜそうしないのか不思議だ。
元バレーボール日本代表主将でタレントの川合俊一さんは身長195㌢の巨漢だが、彼は成長期に毎日1㍑以上の牛乳を父親から強制的に飲まされたという。また、北欧の人々は子供の頃からたくさん飲んでいるためか大人も牛乳が大好きで、ランチでもジョッキ一杯の牛乳を飲むことが習慣となっているほどだ。牛乳や乳製品はタンパク質が豊富なうえに、その吸収を助けるカルシウムも豊富で、効率よくタンパク質を体に吸収することができる。
メディアでは「健康的な日本食の良さが、日本人の長寿の原因として世界でも注目されている」といった自画自賛的な話ばかりが流されている。しかし、本当だろうか。魚食が体にいいのはその通りだろうが、日本人の食事全体が本当に世界から称賛されるほどバランスが取れていると言えるのか。例えば、塩分の取り過ぎについてはどうか。
日本人が長寿であることの最大の要因は食事にあるのではなく、行き届いた国民皆保険の恩恵、なかでも胃瘻など手厚すぎる終末期医療にあるのではないかと、個人的には疑っている。
日本人の食糧難の時代の「悪しき伝統」を変えない限り、日本人の体格・体力はいつまで経っても貧弱なままで、特にアスリートもいつまで経っても全体として国際的なレベルに到達することはできないのではないか。日本のスポーツ界や文部科学省は、青少年の身体づくりという基本中の基本をあまりに軽んじていると感じる。
スポンサーサイト