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ポーランド戦西野采配の得失

Posted by fukutyonzoku on 29.2018 スポーツ 0 comments 0 trackback


サッカーワールドカップは世界人口の半数に当たる36億人がテレビ観戦するという。オリンピックを遥かに凌ぐ世界最大のスポーツイベントだ。
今回のロシア大会で西野ジャパンはアジアのチームとして初めて南米チーム(コロンビア)を破り、セネガル戦でも2度リードされても追いついて引き分け、初戦の勝利が幸運の所産だけではなかったことを証明してみせた。大会前半戦で最も注目されたチームの一つになっていた。
その日本のベスト16入りが決まるかもしれない強豪ポーランドとのグループリーグ最終戦は当然、世界の期待と注目を集めていた。その世界的な注視の中、西野朗監督が指示した後半最後の10分にわたるボール回しは、世界中のサッカーファンの激しい失望と怒りをかった。前2戦で急増した日本代表ファンや親日家を落胆させ、日本人や日本文化全体のイメージにまで傷をつけた。
この試合で日本が得たものと失ったもの。関係者はそれらを天秤にかけ、冷静に考えるべきだろう。サッカー界だけの問題ではない。

【引用】
▽英公共放送BBC
・元アイルランド代表DFマーク・ローレンソン氏「茶番だ。紛うことなき茶番だ」「ワールドカップの順位を決めるもっとマシな方法を見出すべきだ」
・元エバートンMFレオン・オスマン氏「これは恥だ。最後の約10分間に2チームのやったことはワールドカップで誰もがみたくないものだ。茶番に変わってしまった」
・北アイルランド代表のマイケル・オニール監督「1982年や86年大会ならこんな試合はあった。他の試合結果に全ての運命を委ねるなんて自分にとっては信じられないことだ」「日本を好きになっていたけれど、次のラウンドでボロボロに負けてほしいね」
・「(日本は)セネガルが得点を入れれば敗退するかもしれず、自分たちで得点すれば16強入りが確実になるのに、西ドイツ対オーストリア戦(談合疑惑がもたれた1982年大会の試合)より奇妙だった」

▽ロシア国営テレビ
「こんな試合の最後は見たことがない」
「ここはワールドカップだよ」
「彼らは歩くこともせず、ただ立っていた」
「もうロシア人は日本を応援しない」
「観客のことを忘れてはいけない。イエローカードの差で決勝トーナメントには進んだが、試合は美しくなかった」

▽ロシア・スポルト・エクスプレス紙(電子版)
「スキャンダルだ。日本はボールを回して時間を稼ぎ、ポーランドは攻撃しなかった。両国はサッカーをばかにした」
「今やサムライと呼ぶのも気が引ける」
「フェアプレーポイントの差で日本が決勝トーナメントに進出したが、ボールを回して終了の笛を待つことが『フェアプレー』だろうか」

▽英インディペンデント紙
「日本がポーランドとの馬鹿げた茶番の一戦を握りつぶし裏口から16強へ」「日本が落ち着いて面白味もなく試合を抑え切ると、ボルゴグラードの周辺すべてにブーイングが鳴っていた。彼らは、日本の声援がそれを1000回以上掻き消してくれることを知っていた。日本は0-1での敗戦に乗っかるため自陣で目的のないパス回しというシュールなチーム判断を4万2000人以上の観衆と世界中の何百万というテレビ視聴者に見せて、なんとかセカンドラウンドへと駒を進めた」

▽英ガーディアン紙
「日本がポーランドに敗戦も、こっそりとワールドカップ16強へ」
「多くの敬意を集める中での奇妙な試合となった。サマラでの得点経過を知った日本は、自陣深くでボールをキープし、さらに失点することやイエローカードをもらうことを避けてプレーして試合を終えた。観客の多くが、嫌悪を込めた口笛で感情を表したが、日本は少しも気にすることはなかった」

▽英デイリーメール
「セネガルが、また得点を挙げれば大会から去ることになる日本にとってまったく賢明な作戦ではなかった」

▽フランススポーツ紙『L’Equipe』
「それほどフェアプレーじゃない日本」
「ワールドカップ史上初めて、カード数が少なかったという理由でグループリーグを突破した。それに値しないゲーム終盤の振る舞いだったにもかかわらずだ」
「10分間に渡って悲壮なスペクタクルを提供した」
「(西野朗監督の試合後の会見での)ひきつった顔つき、困惑気味の表情、無理に作った微笑、ギクシャクした悲しげな声のトーン……グループリーグを突破してもいないのに(スタメンを)6人も変えたチームを送り出す、凄まじいリスクを冒したのだ」
「(かろうじてベスト16に進出したが)もしそうなっていなかったら、この前技術委員長はメディアの大バッシングに晒されていただろう。4月8日にハリルホジッチを監督の座から追い落としたコウゾウ・タジマ(田嶋幸三)会長についても同様である」

▽アルゼンチン『TyC Sports』
「東洋のチームは嘆かわしいパフォーマンスで試合を締めた」

▽スペイン『マルカ』
「試合は日本人たちの赤面すべきイメージとともに終了した」

▽スペイン『アス』
「試合は死に絶え、ナンセンスなものへと変わってしまった」

▽チリ『プブリメトロ』
「日本は時間稼ぎを恥と感じず、“フェアプレー”が彼らを助けた。日本のベスト16入りは恥ずべきものと形容できる。日本人たちは臆面のない時間稼ぎで、0-1の敗戦を維持した」

▽海外ツイッター
「日本はフェアプレーに背きながら、フェアプレーでもってグループステージを突破した」
「日本はクリーンなプレーを見せなかったにもかかわらず、フェアプレーでベスト16だ」
「日本の恥ずべき行いであり、彼らの文化に反している」
「ポーランド対日本の最後の10分間を見て、FIFAからフェアプレーが悲しいものであることを説明されたようだ」
「日本とポーランドが最後の15分、スコアで合意に達したことはフェアプレーなのか?」
「日本のフェアプレーポイントはセネガルより上だった。しかし、今日の試合に関しては、セネガルがよりフェアに戦った」
「セネガルが進出すべきで、日本はふさわしくない」
「FIFAのフェアプレーは日本がボールを持って、最後の10分間立っているということなんですね」
「日本は終盤のアンフェアな振る舞いでフェアプレーで突破。それが全てなんて、恥だ」
「日本はフェアプレーを汚した」
「(日本の試合は)恥ずかしいサッカーだ。フェアなプレーができないなら別のシステムが必要だ」

(出典)
https://www.football-zone.net/archives/116890

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-00000002-wordleafs-socc

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180629-00000017-asahi-spo

https://www.football-zone.net/archives/116722?utm_source=yahoonews&utm_medium=rss&utm_campaign=116849_2

https://www.jiji.com/sp/worldcup2018?s=news&k=2018062900318

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180629-00043197-sdigestw-socc
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