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NHK「サラメシ」の番組タイトルが気になる

Posted by fukutyonzoku on 08.2012 メディア 0 comments 0 trackback
NHKが4月から毎週放送(東北・近畿地方を除く)してる「サラメシ」がどうにも気になって仕方がない。

http://www.nhk.or.jp/salameshi/

サラメシとは「サラリーマンの昼メシ」の略なのだそうだ。しかし、「サラリーマン」という和製英語はそもそも皮肉を込めた言葉。「メシ」という言葉も、それを食事と同義で使う場合、食を軽んじる響きがある。「天下のNHK」がそれを組み合わせて新しい造語として提唱し、連呼して普及させようとしているなら、いかにも軽率で浅ましい魂胆である。

また、実際に番組で取り上げるのは「サラリーマン」のカテゴリーにはとても入りそうにない人ばかりだ。今週は、築地の鮮魚店と新大久保の食材店のまかないと、作曲家、落語家のランチ。これまでにも自衛隊パイロット、工場で働くおばちゃんたち、タクシー運転手、水族館の女性動物トレーナー、インド料理店の料理人、電車の運転士……といった具合。

Wikipediaの定義によれば、「サラリーマン」とは以下の通り。
「日本における会社員を表す用語で、民間企業に勤める給与所得者のうち、役員や専門職(医師・弁護士など)を除いた者である。通常はホワイトカラーの職務に就いている男性に対して使われ、女性の場合には『OL』という用語があてられる。また、国語辞典にはサラリーマンを『給料で生計を立てている人』『給料取り』『勤め人』などと解説している例もある」http://ja.m.wikipedia.org/wiki/サラリーマン

後者に書いてある広義で考えれば、上記の例もサラリーマンと言えなくもないのかもしれないが、「勤め人」全般のことをサラリーマンと呼ぶのは通常の言語感覚からは定義が広過ぎて無理がある。それでは日本の勤労者の8割超が「サラリーマン」ということになってしまう。やはり、前者の「特定の専門職を除いたホワイトカラーの男性」のことを指すのが一般的な言語解釈であろう。
その一般的な解釈で考えるならば、上記の例はすべて「サラリーマン」のカテゴリーには入らない。これでは全くの看板倒れだ。なぜこのタイトルをつけたのか、不思議で仕方ない。

そもそも「サラリーマン」という言葉は大正期あたりから使われ始めたらしいのだが、当初から多分に皮肉が込められていた。もともとは貧乏な下級武士のことを指す「腰弁」の代用語でさえあった。
http://bbgmgt-institute.org/Ronsou07.pdf

同じNHKの「サラリーマンNEO」は、その悲哀や滑稽さをパロディーにしているだけに、むしろ「サラリーマン」というキーワードを用いなければピンボケになる。しかし「サラメシ」は全く事情が異なる。
番組HPによると、「ランチをのぞけば、人生が見えてくる働くオトナの昼ごはん それが『サラメシ』」という訳のわからんご説明。
「番組の主役は、ずばり『働く人のランチ』。サラリーマンの昼食(サラメシ)から多彩な職業の人々の様々なランチまでつぶさにウオッチングして、ランチに隠された仕事へのこだわりや感動のエピソードなど、働く人の今を楽しく鋭く見つめます。ランチは、働く人々の人生そのもの」だそうだ。むしろ、勤労の讃歌、大衆への応援歌というのが番組のコンセプトであるらしい。

であるならば、サラリーマンというネガティブな評価を内包する言葉をあえて使う必然性は全くない。「働く人のランチ」とか「あの人のランチ」とか、誰が出てもいいタイトルにすればいいではないか。「コシベン」の方が言葉の新鮮さだけで評価すれば、いくらかマシかもしれない(笑)。

おそらくは、番組を盛り上げるため、注目度(視聴率)や話題性を上げるため、内容から多少離れていても面白そうなキャッチコピーに制作責任者が飛びついたということだろう。
しかもナレーターは、サラリーマンとは対極にいるとしか思えない二枚目俳優の中井貴一である。パロディーっぽく「サラメシ」を連呼するのが、何だか世の勤労者を小馬鹿にしているようで、嫌味っぽく聞こえてしまうのは、私の僻みだろうか。
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