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高橋洋一氏と国家戦略特区WGの呆れた規制緩和論(その3)

Posted by fukutyonzoku on 25.2017 政治・経済 0 comments 0 trackback
同級生の自民党地方議員が、加計問題で「危うさはみんな認識している。だから特区なのだ。政治家だけが出来ること」「みんな利権の匂いがするというが、どういう利権の匂いがするのか教えて欲しい」と質問されたので、答えました。その回答が「わかりやすい」という評判を頂ましたので、ここにも再掲しておきます。



特区には特区のデュープロセスがちゃんとあるわけで、「政治主導」だからトップダウンで何をしてもいいということではないのでは? どんな「利権」があるのかは問題ではなく、論点は①行政が歪められた(法律違反)かどうか、②政策として評価できるかーーでは? 仮に利権など何もなく「純粋な友情」のためとか、周囲の忖度や得点稼ぎのためだけだったとしても、①と②の議論が免罪されるわけでない。
①の法的な論点では、要するに国家戦略特区の趣旨に乗っ取らない同特区法、及び閣議決定に反する内閣法違反の疑いがあること。②については(①の特区法とも関連するが)、今回の獣医学部の新設が一体どう経済活性化に結びつくのか、全く意味不明であることです。国家戦略特区の目的は「産業の国際競争力を強化するとともに、国際的な経済活動の拠点の形成を促進する」ことなので。カジノ設置なら、賛否はともかく、観光産業の活性化、拠点形成という趣旨が特区に合致していることは誰でも理解できますが、今治の獣医学部開設は意味不明。数十年も新規開設がなかったというだけで「岩盤規制」? 昔は獣医が少なかったし高齢化で引退年齢も延びているから、引退者は少ない。既存学部学科で毎年1000人の獣医を世に送り出し、それで需給が釣り合ったということでは? 教員が足りない事情も関係しているらしいけれど。
もし獣医業界がギルドを作り、ボロい商売をしているというなら、特区諮問会議やその下のWGはそれを証明しなければならないが、WGの議論では何も証明されていない。第一、我が家も猫を飼ってますが、生活感覚として動物病院が待ち時間が長く、費用が高すぎるという感じはしないし、そんな話は誰からも聞かない。むしろペット獣医は余り気味になってきている。日本のペット産業がビジネス化し過ぎていて殺処分が多いのは社会問題だが、獣医のギルド化がメディアに取り上げられることもなければ、聞いたこともない。人間を診る医師は医師不足になっているのをみても、その疑いが十分あるけれど。
そもそも獣医は全国で3.9万人しかいないんだよ? 田舎の市町村人口と同じくらい。どう頑張ってギルドを作っても、日本経済全体の阻害要因にはなり得ない。公務員獣医や産業獣医の成り手がいないのは、獣医師会や農水省が言うように、単に待遇が悪いからと考えるのが合理的では? 給与水準は米国の獣医の半分らしいですから。都市部で動物病院を開業した方が儲かるから、そちらへ流れるだけのこと。そもそも青森の北里大学獣医学部などは都会の出身者だらけで、地元の入学者も地元に残る人も皆無だとか。地方活性化にさえならない。むしろ今回の今治も、加計の千葉科学大を誘致した銚子市も、加計への巨額の補助金が原因で財政破綻寸前だそうです。
また、そもそも安倍政権は、壊滅状態となっている日本の畜産酪農産業を戦略産業に育てる気があるのか? 産業獣医だけ活性化させても意味はないので。動物分野のライフサイエンスは経済活性化にどう結びつくの? 創薬? 国際特許? だとしても、今治がその拠点になりうるの?
ーー要するに、政策としても疑問だらけなんですよ。
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